tami0806's diary

ネットのメモ帳

佐村河内氏「私のうそで迷惑かけた」 新垣さんに反論も

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 「全聾(ぜんろう)の作曲家」として活動しながら、楽曲を別人に代作させていた佐村河内守(さむらごうちまもる)さん(50)が7日、東京都内のホテルで記者会見し、「私のうそで迷惑をかけた」と騒動を謝罪した。聴覚障害に「該当しない」とする医療機関での聴力検査の結果も公表し、障害者手帳横浜市に返納したことも明らかにした。

 手話通訳に 続いて会見場に現れた佐村河内さんは、これまでの長髪から短髪にして、ひげもそり、サングラスをはずしていた。100人を超える報道陣を前に、「このたび は多大なご迷惑をおかけして、まことに申し訳ありませんでした」と話し、用意した紙を見ながら、CDを買った人や演奏会に行った人、関係各社や関係者の名 を個別に挙げて謝罪した。

 佐村河内さんは著書や取材で、35歳で聴力を失って以来、絶対音感を 頼りに作曲活動をしてきた、と説明していた。昨年3月のNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」など、テレビ番組にも積極的に出演。2011年 に発売した交響曲第1番「HIROSHIMA」のCDは出荷枚数が18万枚を超え、オリコン総合2位になるなど、クラシックとしては異例の売れ行きとなっ た。

 しかし、週刊文春の取材などにより先月5日に代作の事実を公表。翌6日には18年にわたりゴーストライターを務めてきた作曲家の新垣(にいがき)隆さん(43)が会見し、「聞こえないと感じたことは一度もない」などと話した。

 この日の会見で佐村河内さんは、聴覚障害について「手話通訳を必要としている状態」としながらも、障害者手帳はすでに返納し、「障害年金は一度も受け取っていない」と話した。また、「絶対音感はありません。相対音感といって、もう少し高い、もう少し低いは感じることはできる」とも述べた。